
信州の山の中への移住を決意してから、早、二十七年の月日がたちました。黒姫の森はあの当時と変わらず、私たちをやさしく包んでくれています。
若かったあの頃は、がむしゃらに、そして頑張って自然と向き合いました。六十の歳を重ね、落ち着き丸くなった今日この頃は、自然の中で生かされている自分を感じます。
そんな私たちが、お客さまをお迎えしてご提供できるサービスは、すみずみまで行き届いたものではありませんが、心のそこからくつろげる、そんな空間をご提供することと考えています。
みなさまのお出でを心よりお待ちしています。
〜私の愛する〜黒姫の四季の詩♪

春
-春の調べが一声に-
黒姫の春は、草も、花も、木々も、虫たちも、生きるものすべてが一斉に声を上げます。ずっと白い世界のなかで耐えていたものを爆発させる喜びの季節です。

夏
-地元農家の野菜が山積み-
黒姫高原の農家が、丹精込めた野菜を近くの街道で直売しています。
おばちゃんとの何気ない会話が楽しいのです。
「熊も、黒姫産のトウモロコシが好き」
そんな話で盛り上がります。

秋
-当館も紅葉に照らされて-
色づいた木々に囲まれ、どこまでも高い青空と、あくまでも澄んだ空気に、自分の体が溶け込んでいきそうな季節です。
山の散策で、きのこと出会う もちろんみなさまの胃も、夕食時にそれに出会えます

冬
-黒姫の白化粧-
冬はあっという間にやってきます。
厳しい白銀の世界も、晴れた日にはそれはそれはやさしい顔を見せるんです。もちろんスキーやスノボーも楽しいのですが、この季節のおかげで、やって来る春の日を待つ、ウキウキとした心が楽しみです。